家庭に犬を迎えて初期のしつけ
子犬が家に来た時からしつけがその家庭でのルールを教えることから始まります。
全て家族全員で教えていきます、たとえば呼ばれたら来ること、待てをして首輪とリードをつけること、自分の食器からだけ食べること、自分の寝床で寝ること等その家庭でのルール作りをして下さい。
【例えば、スリッパを咬んでも良いと決めたら、子犬がスリッパを咬んでいるのを見たら誰であれ褒めるのです。
いけないと決めたのなら、見た人はみんな叱って下さい。ある人は叱ったが、ある人は気分が良かったから叱らなかったでは、その子犬は何が良くて、何が悪いのかがわからなくなります。一貫してものを教えて下さい。】
犬はグループで行動する動物です。家族の中でのその子犬の位置が決まるためにグループ(家族)の中で競争になりまます。
【例えば、家族の順番はどうなっているかというと、お父さん・おばあさん・お母さん・お子さんの順序があり一番下に犬が来るのですが、お子さんが犬と乱暴に遊んでいた時に、お母さんが危ないからとお子さんを子犬の前でいさめたとしたら、それだけで子犬はお母さんによってお子さんの上の位置になるのです。(この順序はその家庭で異なると思います。)
お母さんが叱っている時にお父さんが帰って見えたとしたらお父さんはどうしたらよいでしょう?
まずは子犬の名前を呼びながら「だめでしょ」と声をかけてからなぜ叱っているのかを確かめてからもう一度「だめでしょ」と言っておく。そこでかわいそうに「こちらにおいで」と声をかけたら、子犬はもはやお父さんの下の位置になり、お母さんの言うことはきかなくなります、この次はお父さんをも脅かすことになります。しつけの要は家族のお父さん(ボス)にあります。】
じゃれあい、咬みあい等順位を決める一つの方法で好きなように咬ませているとその人は子犬より下とみなされます。
小さいときから飼い主は誰なのかをしっかりと教えます。
飼い主がひっぱられて歩く散歩は人が犬に従っていることになります、飼い主がリードして散歩をしてください。生後3~4カ月くらいから始まります。成犬になってからでは大変です。
犬が先に行こうとしたら90°~180°方向をかえてリードして犬に視線を合わさず声をかけずに無視してきぜんと歩いてください。(これがリーダー歩行といいます。)家庭内でボスになっている犬や咬む犬を治すのに有効です。人が優先で通ること犬をドアの手前で待たせて飼い主が先に通ることで飼い主を主張するなど有効です。
トレーニング 1.(上手にほめてトレーニングしましょう。)
おいでを教えます。言葉は「おいで/こい/カム」何でもよいですが、その家庭で1つ決めておいた方がよいでしょう。まずは短い距離からはじめます。
「おいで」と声をかけ、来はじめたら「おいで、おいで」と言って来たら大げさにほめてあげます。これを何度か繰り返し、その都度ほめてあげましょう。飼い主がしっかりほめてあげることで、来るようになります。ご飯やおやつをつかうのは初期だけにして、徐々にへらしていけるとよりよいです。
トレーニング 2.(リード、ハーネスを着けて歩く)
日本ではリードなしで歩くことは出来ません。
リードは子犬にあったものを適切に選んで下さい。
子犬を左側につけ右手でリードを持ち座らせます、それから歩き始めますが飼い主の左足の横に常にいるように教えます。子犬が前に行くようであれば左手で首輪を持ってもとの位置に戻します。
リードにじゃれつこうとしたり、咬んだりする時はしっかりと「ノー/いけない」を教えて下さい。
トレーニング 3.(座れ)
子犬をおいでと呼んで来たら大げさにほめてから、次は座れと言いながら座る動作を教えます。骨盤のところを軽く押して座れと言いながら座らせます、出来たらほめて、何度かくりかえし骨盤のところを押さなくても座れるように練習します。できるようになったら飼い主の左側の位置で飼い主はリードを持って立ったままの姿勢で座れをさせますが出来たら大げさにほめて下さい。(子犬は、飼い主にほめられることで座れが出来たら卒業です。)
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